小沢征爾音楽塾

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ナタリー・シュトゥッツマン (コントラルト) ナタリー・シュトゥッツマン
(コントラルト)

ナタリー・シュトゥッツマン (コントラルト) Nathalie Stutzmann

ナタリー・シュトゥッツマン(1965年5月6日、パリ生まれ)は、彼女の世代の中でも屈指の才能を誇る声楽家・音楽家であり、リサイタルやオーケストラとの共演のほか、オペラでの活躍を通してその地位をすでに確立している。彼女は歌唱の手ほどきを母であるソプラノ歌手のクリスティアーネ・シュトゥッツマンから受け、その後パリの声楽学校に進学した。ここで彼女はドイツ・リートをハンス・ホッターに習っている。彼女はまた、ピアノおよびバスーンのソロ奏者として、また、室内楽奏者としても高い完成度を誇っている。

ナタリー・シュトゥッツマンはすでに50枚以上の録音をエラート、フィリップス、EMI、ドイツ・グラモフォン、ハルモニア・ムンディ、ソニー、ヴァージンなどのレーベルに行っている。中でも特筆すべきレコーディングは、シューマンの歌曲集(全5枚)、ショーソンとプーランクのメロディー(以上RCA)、小澤征爾とのマーラーの交響曲第2番(ソニー)、ヴィヴァルディのニシ・ドミヌス(ハイペリオン)などである。また、ドイツ・シャルプラッテン批評家賞やディアパソン・ド・オール、日本レコードアカデミー賞、そしてグラミー賞など数々の賞が彼女の録音に対して贈られている。96年フランス芸術文化勲章受賞。 

ナタリー・シュトゥッツマンはシャンゼリゼ劇場、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、カーネギーホール、ウィーン楽友協会ホール、ザルツブルク・モーツァルテウム、コンセルトヘボウ、モネ劇場、サントリーホール、ミラノ・スカラ座、ジュネーヴ歌劇場、そしてベルリンのフィルハーモニーホールなど、世界中の桧舞台に立っている。彼女のレパートリーは、バロック、ロマン派、そして現代音楽など、各ジャンルの重要な作品の全てを網羅している。

1994年からスウェーデンのピアニスト、インゲル・ゼーデルグレンと共演、録音を行っている。

オペラの舞台では、パリおよびモンペリエでのモーツァルト「幸せの影」、マルセイユでのヘンデル「ラダミスト」タイトル・ロール、リヨンでのグルック「オルフェオ」、ボルドーでの「ジュリアス・シーザー」のタイトル・ロールなどを歌っている。また、チューリヒ、バルセロナ、ブリュッセル、フィレンツェ、ヴェニス、ボン、ザルツブルクなどの有名なオペラハウスの舞台にも立っている。

近年の活動からは、カーネギーホールでのオルフェウス室内管弦楽団との共演のほか、欧州および日本を巡るリサイタル・ツアー、さらにティルソン・トーマス指揮のサンフランシスコ響との共演、アムステルダムでのオペラ「ジュリアス・シーザー」(ミンコフスキー指揮)、そしてガーディナー、小澤、シャイー、ラトル、ドホナーニらの指揮者との共演が特筆される。

最近のハイライトは、ロンドンのクィーン・エリザベス・ホールおよびポツダム・フェスティヴァルでのリサイタルのほか、ティルソン・トーマス指揮NDR管弦楽団とのマーラー「交響曲第二番」、ヴァレンシアでのマーラー「子供の不思議な角笛」、スペインのサラゴサおよびアリカンテでのシューベルト「冬の旅」、サンフランシスコ交響楽団とのショスターコーヴィッチ「ユダヤの民族詩より」、ムジカ・アンティカ・ケルンとのペルゴレージ「スターバト・マーテル」、ガーディナーとのベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」、2002年11月の水戸室内管弦楽団との東京・大阪・名古屋でのリサイタル、ワグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」などがあげられる。

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